
ネットから学ぶ中古マンション 小田急線の基本
自社のブラウザのシェアが、1年もたたないうちに90パーセントから70パーセントまで降下していたからだ。
1997年の6月には、株価のほうも下落して、1996年1月の78ドルから29ドルまで急降下していた。
M社が無償で提供しているインターネットエクスプローラ3のシェアは、約30パーセントまで上昇していた。
プログラムにセキュリティ上のバグが発見されて評判を落としたにもかかわらず。
このセキュリティ上の問題で、インターネットエクスプローラ4のリリースが遅れ、マイクロソフトがN社から容赦なくシェアを奪う勢いに陰りが出ていた。
とはいえ、ネットスヶープの〈使用拒否〉ステッカー(1995年にシアトル・マリナーズが使った〈敗北拒否〉のスローガンをもじったもの)を本社の通路に張りだしたインターネットエクスプローラ・チームには、喜ぶだけの理由があった。
のちに明らかになったことだが、ネットスケープもバグと無縁ではなかった。
コミュニケータのリリースからしばらくして、デンマークのウェブデベロッパーが、N社の新しいブラウザとそれまでのブラウザにセキュリティ上の欠陥があることを発見し、M社に予定外の勢いをあたえることになった。
最初の市販ウェブブラウザで急成長を遂げたN社は、コンシューマーへのブラウザ販売に頼る体質からの脱却をはかろうとして、1997年には、企業内イントラネットに狙いを定めていた。
イントラネットは、いわば社内版のインターネットで、社員の電子メールファイルやウェブドキュメントを、内部の、安全と思われるネットワーク上でやりとりするものだ。
イントラネット市場の規模は、2000年には100億ドルまで拡大すると考えられている。
だが、企業ユーザーは、I社と急成長するM社の領分だった。
M社はウィンドウズNTで企業ユーザーに深く食いこもうとしていた。
I社は、1995年にR社とそのグループウェアを買収して力をつけ、国内企業のあいだでは確固たる地位を築いていた。
全世界のパソコンの約90パーセントで使われているOS、ウィンドウズだ。
数ヵ月後に、M社は、インターネットエクスプローラ4をウィンドウズに搭載した。
計画では、ウィンドウズでブラウザとOSが統合されることになっていた。
コンシューマーが使いやすいようにという名目のもとに。
だが、政府当局は、M社はウィンドウズを利用してウェブの支配をもくろんでいる、と主張しはじめた。
こうして対決の舞台がととのった。
M社が、1997年にマスコミ向けにウィンドウズの内覧会をおこなったとき、世界は、ブラウザとOSを統合するのがどういうことなのかを理解した。
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